2014年6月2日月曜日

【終了しました】第1回古今伝授の里・現代短歌フォーラム

※ 11月22日は遠くは鳥取県からもお越しいただきました。参加くださいました皆様、本当にありがとうございます。
今回の「現代短歌フォーラム」は、出演者が素晴らしかったです。
第1部では、大胆な口語使用で歌壇に衝撃を与えた平井弘さんへの公開インタビュー。平井さんは、1960年代の歌壇を振り返るばかりでなく、現在の歌壇に対しても意見を述べられました。平井さんの顔を見て声を聴くために参加された方も満足されたのではないでしょうか。黒田淑子さんのご発言もあり、貴重なひとときとなりました。
第2部では、各大学短歌会の代表者にパネリストとして参加いただきました。いま歌壇で注目の的である石井僚一さん(北海道大学短歌会)や、早稲田短歌の山階基さんはじめ、20年後の歌壇を背負うであろう若者たちが一堂に会しました。会場には、廣野さんの姿も見えました。
中部日本歌人会副委員長の鈴木竹志さんは「短歌史に残る事件ですよ、これは」と繰り返し発言されていましたが、この会を象徴している言葉ですね。
古今伝授の里フィールドミュージアムでは、これからも定期的にこのような催しを開催したいと考えております。全国の歌人のみなさま、ぜひ次回もお越しください。
また、交通費や謝礼もお支払しないのに、わざわざ遠く郡上の地までお越しくださった大学短歌会の皆様、本当にありがとうございました。機会がありましたら是非またお越しください。お待ち申し上げております。



古今伝授の里フィールドミュージアムは、建築や景観も美しく、フランス料理店「ももちどり」や茶屋「いなおほせどり」などもありますが、メーンは、和歌をテーマにした博物館施設群です。


国名勝「東氏館跡庭園」が発掘されたことを契機に、和歌をテーマにした野外博物館「古今伝授の里フィールドミュージアム」がつくられました。東氏が、古今和歌集の秘伝を伝える「古今伝授の祖」といわれたことから、和歌・短歌をテーマとした博物館が誕生したのです。


古今伝授の里フィールドミュージアムでは、開園満20年を経て、あらためて和歌・短歌の拠点として磨きあげていきたいということで、今回あらたに「現代短歌フォーラム」を開催することとなりました。


短歌になじみのない方には「難しいかも」と敬遠されるかもしれませんが、そのガードを外して、お気軽にお越しください。



■第1回古今伝授の里・現代短歌フォーラム


□日時
 2014年11月22日(土)13:30~


□会場
 古今伝授の里フィールドミュージアム 和歌文学館


□内容
 1960年代の岐阜の前衛短歌運動を話題に、当時の前衛短歌がいまの大学生の短歌に与えている影響を考えます。


□次第
 第1部 公開インタビュー「岐阜の前衛短歌をふりかえる」
 第2部 パネルディスカッション「私性論議ふたたび 前衛短歌と大学短歌会」


□出演
 第1部は、歌人・平井弘氏をお招きし、当時の前衛短歌運動についてお話を伺います。平井氏は、大胆な口語使用で現代短歌に大きな影響を与えた人物です。インタビューアは、中部日本歌人会委員長・小塩卓哉氏です。
 第2部は、「私性論議」をテーマに、大学短歌会の皆様をお招きしてパネルディスカッションを行います。「私性論議」は、1960年代に岐阜歌壇をけん引した一人・小瀬洋喜氏と岡井隆氏の議論で有名なものです。これを、小瀬氏らとともに活躍した平井弘氏や、短歌雑誌研究の鈴木竹志氏をゲストスピーカーに、パネリストに大学短歌会を迎えて議論します。


□料金
310円


□定員
40名
(予約者優先。事前に古今伝授の里フィールドミュージアムまでお申込みください。)


■お問い合わせ
古今伝授の里フィールドミュージアム
TEL 0575-88-3244
 

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