※熊本、京都、東京方面など、各地から皆様にご参加いただき、無事に終了しました。講座では、連歌を神仏に奉納する背景や、加賀馬場に奉納された「白山万句」の歴史的背景などがわかりやすく説明されました。天神信仰と加賀馬場の関係なども。
古今伝授の里での次回の連歌会は、8月6日の「妙見法楽連歌」です。これは、薪能くるす桜を記念したもの。ぜひご参加ください。
なお、今回の白山長滝神社に奉納された連歌は、「コラム」欄に掲載していきます。
「5・7・5」と「7・7」を交互につないでいき、参加者全員で心をあわせてつくりあげていく文芸、連歌。白山開山1300年を記念し、特別な連歌会を興行することとなりました。あわせて、「連歌とは何ぞや」という方にもわかりやすく理解していただけるような講座「連歌と信仰」も開催します。
泰澄大師が養老元年(717)に白山を開いてから、今年はちょうど1300年。この節目の年に、郡上市内では、「白山開山1300年祭」と題して、様々な催しを開催しています。
この一環として、今回、「白山長滝法楽連歌会」を興行、翌日には、長滝白山神社に奉納することになりました。
長滝白山神社は、白山信仰の美濃側の拠点・美濃馬場(みのばんば)と呼ばれた由緒ある神社です。連歌は、神仏に捧げる最高の供物の一つと考えられてきたので、歴史的にも多くの連歌が、白山神に奉納されてきました。ところが、連歌自体が明治に入って急激に衰退したことなどから、美濃馬場における連歌は、あまり注目されてきませんでした。
今回、開山1300年をきっかけに、白山文化の一つであった連歌を復活させることとしました。これがきっかけとなって、美濃馬場におけ連歌など文芸の研究が発展していくことも願っています。
スケジュールは、初日(6月24日)に連歌会を興行し、世吉を巻き終えます。翌日、10時から、長滝白山神社に連歌を奉納、これに引き続き、講座「連歌と信仰」を開催します。「白山信仰には興味があるけれど連歌はわからない」「どうして白山信仰と連歌が関係あるのか」という方にもわかりやすい講座をご用意しました。講座は参加無料で事前の申し込みも不要ですので、ぜひご参加ください。
■ スケジュール、会場
□平成29年6月24日(土)
於・古今伝授の里フィールドミュージアム 篠脇山荘
13:00~ 連歌会(満尾まで、おおむね18:30頃)
□平成29年6月25日(日)
於・長滝白山神社(郡上市白鳥町長滝91番地)
10:00~10:30 連歌奉納
10:30~10:50 瀧宝殿を学芸員の案内により拝観
10:50~12:00 講座「連歌と白山信仰」
第1部「連歌と信仰」 竹島一希氏(熊本大学文学部准教授)
第2部「白山万句」 鶴崎裕雄氏(帝塚山学院大学名誉教授)
■ 参加費
・6月24日の法楽連歌会に参加される方は、1人3,000円の参加費が必要です。(当日の夕食代・翌日の瀧宝殿の拝観料・連歌奉納代を含みます)
・6月25日の講座を聴講される方は、参加費は不要です。ただし、瀧宝殿の見学を希望される方は、入館料310円が必要です。当日お支払いください。
■ お申込み
・6月24日の法楽連歌会に参加される方は、事前にお申込みが必要です。
・6月25日の講座に参加される方は、申し込みは必要ありません。
■ 主催
郡上連歌会
■ 後援
郡上市、郡上市教育委員会、白山開山1300年推進協議会
■ 問い合わせ・お申込み
郡上連歌会 事務局
古今伝授の里フィールドミュージアム
TEL(0575)88-3244
FAX(0575)88-4692
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