地元郡上市大和町に在住する能面打・臼田祐翠さんの能面展を開催します。
臼田さんは今からちょうど30年前の昭和63年に能面に出会い、能面打としての道を歩み始めました。平成5年に古今伝授の里フィールドミュージアムが開園すると、篠脇山荘で個展を開催。その作品をみた観世流能楽師シテ方味方健さんが、能面打・見市泰男さんを紹介してくれ、以降、見市泰男さんに師事しながらに本格的に能面打の道に踏み出しました。
薪能くるす桜をボランティアスタッフとしても支えている臼田さん。薪能くるす桜も30年、臼田さんも能面打の道に入って30年ということで、今回、「能面打・臼田祐翠の30年の歩み」と題した特別展を開催することになりました。
会場では、能面をかけてみる体験コーナーも設けます。能面をかけて記念写真を撮影してみては?
ぜひ一度、お運びください。
■ 会期
平成29年6月1日(木)~7月10日(月) 9:00~17:00
※期間中、火曜日休館
■ 会場
古今伝授の里フィールドミュージアム 東氏記念館 企画コーナー
■ 観覧料
大人310円、小中学生100円、未就学児無料
※本展のほか、東氏記念館・和歌文学館・大和文化財収蔵展示館もご覧いただけます。
※能面かけは、東氏記念館受付にて行っています。展示をご覧にならず、能面かけのみ体験する
場合は、観覧料は必要ありません。
■ 内容
・臼田祐翠の能面(処女作から最新作まで)
・能面「小面」のできるまで(工程紹介)
・臼田祐翠の能面を題材とした短歌作品(木島泉氏)
・能面かけ体験
■ 臼田祐翠さんと能面の出会い
臼田さんと能面との出会いは30年前になります。知人が制作した般若の面に感動し、能面を作り始めました。しばらく独学で創作を続けていました。転機は平成5年のことでした。古今伝授の里フィールドミュージアムの開園を機に、初の個展を開催しました。そこで「くるす桜」の改作者である観世流能楽師シテ方の味方健さんから、現在の師である見市泰男さんを紹介されました。以後、臼田さんの作品は飛躍的に洗練されていきました。これまでに制作した能面は、平成8年の京都薪能、同14年のくるす桜の舞台でも使用されました。また、今年の薪能くるす桜の「土蜘蛛」でも使用される予定です。
■ 問い合わせ
古今伝授の里フィールドミュージアム
TEL(0575)88-3244
FAX(0575)88-4692
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