2020年6月13日土曜日

和歌文学館企画展「岐阜県歌壇史をひもとくⅢ」

岐阜県歌壇史をテーマにした企画展も3回目となりました。
今回は『岐阜県歌壇史をひもとくⅢ-「斧」と「假説」に集った歌人たち-』をテーマに開催します。

「岐阜県歌壇史」は、いよいよ前衛短歌運動の時代へ。「斧」と「假説(かせつ)」という、前衛短歌運動時代の岐阜歌壇を代表する2つの同人誌を取り上げながら、力強く熱気に満ちた岐阜歌壇を検証します。
また、「塚本邦雄生誕百年」にちなみ当館所蔵の特装本などを展示するほか、前衛短歌運動最盛期に平井弘にあてた書簡等も初公開します。

なお、開幕を記念して、9月13日(日)には、塚本靑史氏、平井弘氏、小塩卓哉氏、林進一氏による「第8回古今伝授の里・現代短歌フォーラム」を開催します。詳しくは、現代短歌フォーラムのページをご覧ください。

■ 会 期
2020年9月12日(土)~2021年3月31日(水)

■ 休館日
火曜日(ただし9/22・11/3・2/23は開館、9/23・11/4・2/24は振替休館)、年末年始12/29~1/3休館
■ 会 場
古今伝授の里フィールドミュージアム 和歌文学館

■ 内 容
すでに見てきたように、岐阜県各地では戦後すぐから短歌雑誌の発行を通して、いくつもの歌人のグループが組織され、岐阜県歌壇の基盤をなしていた。また彼らの一部は、地域に軸足を置きながらも、全国歌壇の動向を意識した活動を展開していた。
昭和30年代半ばには、塚本邦雄、寺山修司、岡井隆に代表される「前衛短歌運動」の旗手が現れ、歌壇は新たな時代に突入した。岐阜歌壇では時を同じくして小瀬洋喜・平井弘・黒田淑子らに代表される同人誌「斧」と、赤座憲久・百々登美子・平光善久らの同人誌「假説」が刊行され、互いに切磋琢磨しながら内容を深めていた。このような動きには、「短歌研究」「短歌」といった短歌総合誌も大いに注目し、いくつもの特集が組まれたほどであった。これらの岐阜県の先鋭的な歌人たちは、全国的な前衛短歌運動に共振し、独自の視座をその運動に盛り込んでいったのである。
そのような運動の過程で、塚本や寺山、さらには名古屋の春日井建らとの交流が生まれ、小瀬洋喜と岡井隆との間で〈私〉性をめぐる大論争も生まれたのである。
岐阜県と前衛短歌運動の関わりはこれまでにも取り上げたが、今回は、特に岐阜の歌人が前衛歌人らとどのように関わり、作品や歌論を研ぎ澄ませていったのかを、初めて公開する書簡(塚本邦雄から平井弘あて)や作品を通じて検証する。
また、「塚本邦雄生誕百年」を記念して、当館が所蔵する塚本邦雄氏の特装本の一部を初公開。


■ 開館時間
9月~11月=9:00~17:00 
12月~翌3月=10:00~16:00 
※最終入館は、それぞれの閉館時間の30分前まで

■ 入館料
大人320円
小・中学生110円
※東氏記念館、大和文化財収蔵・展示館との共通入館券です。
※小学生以下は無料

■ 主催
古今伝授の里フィールドミュージアム
■ 後援
岐阜新聞社・岐阜放送
■ その他
入館時のマスク着用、手指消毒、お客様同士の距離の確保など、新型コロナウィルス感染症拡大防止の対策にご協力ください。ご入館いただける人数を制限し、それを超える場合はお待ちいただきますので、あらかじめご了承ください。
■ お問い合わせ
古今伝授の里フィールドミュージアム
電話(0575)88-3244
FAX(0575)88-4692



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